佑愛塾 の日記
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勉強は部活と同じ
2010.09.22
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よくテストの結果が返ってくると,生徒たちは
「たまたま計算ミスで間違っただけ」
「本当はわかってたんだけど凡ミスだから次は大丈夫」
「わかってるんだけど時間が足りなかった」・・・などとよく口にします。
このセリフには共通した課題があります。
それは・・・日々の練習です。
これを野球部の部活動に置き換えてみると・・・
「たまたまミスして打たれただけ」
「本当は打てるんだけどあの時たまたま打てなかった」
「もし7回までやれば逆転したんだけど,6回で時間切れになったから負けてしまった」
・・・なんて監督やチームメイトに言うでしょうか?
たぶん言わないと思います。
きっと試合中のミスを次の試合以降で再び犯さないために,その生徒はその日から繰り返し出来なかったプレーを練習することでしょう。
・・・さて,なぜ部活動なら自主的にするのに,勉強になると先程のような言い訳で処理してしまうのでしょうか。
それは「わかる」というところで満足しているからです。
スポーツであれ,音楽であれ,勉強であれ,「わかる」で終わってはダメなのです。
「出来る」というところまで反復する必要があるのです。
たとえば,イチロー選手が自分のチームにやってきて野球技術のアドバイスをしてもらったとします。その後「イチロー選手に教えてもらったことは理解できたから大丈夫。出来る出来る!!」とはならないと思います。きっとその生徒は教えてもらったことを忠実に繰り返し練習するはずです。
スポーツや音楽は「頭+体」を使うので反復する必要があることは誰しも理解をするのですが,実は勉強も「頭+体」を使っていることに案外気づかないものです。
この事に既に気づいている人は,日々同じ練習を繰り返しているので当然力がついてきます。
しかし気づいていない人は毎回前述の言い訳で終わっているので,力がつかないどころか徐々に落ちてゆきます。
このことに早く「気づき」,日々鍛錬し,進歩している自分を実感してもらいたいと塾経営をしながら常に感じています。
ぜひ部活と同じ意識で勉強に取り組んでみませんか。
きっと伸びる実感が得られると思いますよ。