佑愛塾 の日記
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自分自身で限界を決めるな。
2012.04.03
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2012年もあっと言う間に4月になりました。また新しい年度がスタートします。
今年度受験学年になる生徒は,新たな気持ちでスタートダッシュをしてほしいものです。
さて今回は,特にその”新”受験生に伝えたいことを日記につづってみようと思います。
「克己」…己に克つ
ということです。受験はまさかこれを「かつみ」と読んでませんよね?
念のため,正しい読み方は「こっき」です。
「ゆとり教育」がスタートしてから10年経ちました。
正に教育面でも「失われた10年」と言っても過言ではないと確信しています。
今年はその「ゆとり教育」世代が大学を卒業し,いよいよ社会人になります。
社会に出ると,自分の人生で全く経験しなかったことに数多く遭遇します。
そんな時どう対処していくのだろうかと,時折心配になります。
なぜなら,これまで困難に遭遇したときには自分の力で解決出来ずに逃げて,周りの大人にフォローしてもらってばかりいたのではないかと思うからです。
「ゆとり世代」は,これまでの人生で困難に打ち克つ機会を取り上げられてたあまり,「ムリだ」「出来ない」「まあいいか…」「誰かが何とか助けてくれるだろう」と安易に考えるようになってはいませんか?
いま一度,自分の目標を見つめてほしいと思います。
現状の力で簡単にクリアできることを目標にしていないでしょうか?
人間は,特に10代20代は,毎日自己更新出来るくらい成長しています。
だから現状に甘んじず,「自己新」を常に目標値にしてほしいと思います。
その途中には「つらいこと」「苦しいこと」「あきらめたくなる」ようなことに直面すると思います。
がしかし,自己更新できる力を信じて真正面から物事に取り組んでほしいと願います。
それが「克己」だと考えます。